世はなべてこともなし
今日も平和だ
世間では本日佐川元国税庁長官の証人喚問があったり、米中が貿易戦争を始めたり、めまぐるしいわけであるが、私の周囲はなんの変哲も無く平穏である。
こうしていられるのも国や地域や町や近所、全ての人々が各々職務を全うし、健全に生活されているからに他ならない。本当に感謝申し上げる。
花粉症さえなければこの時期は本当にパラダイスなのだが・・・・
平和とはなんなのか・・・
正しいの「正」という字は「一」と「止」で出来ています。上の一は城壁を表すそうで、「止」人の足跡をかたどった文字で歩く、を意味し、この場合城壁の集落を攻撃する、という意味になります。
つまり戦争に勝ったものが正しい、という身もふたもない意味になります。しかしこれが本質であることも間違いありません。
アメリカの平和はPeaceと言いますが、武力平定、という意味です。ドイツは自由、という意味です。イスラムではみんながイスラム教を信じた世界が平和だ、と言います。ロシアは平和という言葉がありません。
普通に平和の意味すら違う、価値観が違うのです。人を殺してはいけませんという価値観すら定着していない国ばかりで、どうして話し合いが通じるのか。武力で話し合いに応じさせることしかできないのが現状です。
自分の生活が穏やかで何もなければそれでいい、それが日本人の平和です。そして世界中の人がそれを望んでいるはずだ・・・
それは日本人のエゴなのです。我々は本当に食うに困るような人は人口の数パーセントしかいませんが、他国では二桁は当たり前です。そんな豊かで、しかも、国土の防御力は世界屈指、恵まれた環境から上から目線で世界を哀れむ姿に誰が同調するでしょうか。
フザケンナお前らいい生活ばかりしやがって・・・
こう言われてしまったらどうするのか、戦争をしたくなければ戦争できる力を持たねば成り立ちません。弱い国は戦争するかしないか選べないのです。我々が鎖国を維持できたのは当時戦国の軍事力が圧倒的だったからです。
平和というのは私は均衡であると思います。外交、経済、武力を駆使してどうやって均衡を保つかが重要です。ドイツの宰相ビスマルクのように・・・。